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「食べる米」と「醸す米」

普段の食事で食べるお米を「飯米(はんまい)」と呼びますが、日本酒を造るために特別に育てられたお米を「酒米(さかまい)」と呼びます。 一見同じようなこれらのお米、それぞれの特徴とは。

“食べる米” 飯米の特徴

飯米は毎日の食事に適したお米。
飯米は甘みがあり、噛むほどに甘みが増していくのが特徴です。香りも穏やかで、食事全体の風味を引き立てます。一般的に米粒が小さめで、形が丸みを帯びています。
これは、炊き上がりのふっくらとした食感を生み出します。

“醸す米” 酒米の特徴

日本酒をより美味しく造るために品種改良を重ねられた特別なお米。
特徴として、米粒が大きく、心白(しんぱく)と呼ばれる白い芯が中心にあることが挙げられます。心白はデンプンが多く含まれており、これが酒造りの過程で重要な役割を果たします。心白が大きいほど、雑味が少なく、クリアで繊細な味わいの日本酒を醸すことができます。

飯米
酒米

△左が飯米、右が酒米

酒米の違いによって日本酒の味わいに変化が生まれるのも日本酒の楽しみ方のひとつ。 菊水酒造では、新潟県で開発された「五百万石」・「越淡麗」や、社名と同名の酒米「菊水」という銘柄を主な原料としています。

■ 参考文献
新潟清酒ものしりブック 監修/新潟清酒達人検定協会 発行/新潟日報事業者

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